2021-02-26 第204回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
水素の市場はかなり様々な分野がございますけれども、例えば欧州でも、再エネの電気から水素をつくる電解設備、これが大量に導入されてくる、例えば二〇三〇年にこれが四十ギガワットと言っています。四十ギガワットというのは、浪江の水素製造設備を二〇三〇年までに四千基造るということでありますので、そのぐらいの市場の広がりがあるというふうに考えられています。
水素の市場はかなり様々な分野がございますけれども、例えば欧州でも、再エネの電気から水素をつくる電解設備、これが大量に導入されてくる、例えば二〇三〇年にこれが四十ギガワットと言っています。四十ギガワットというのは、浪江の水素製造設備を二〇三〇年までに四千基造るということでありますので、そのぐらいの市場の広がりがあるというふうに考えられています。
その電解設備は、一九六一年から水銀法、これは水銀を使うやり方ですよね、水銀法でスタートをして、水俣病問題を受けて、一九七四年に隔膜法というやり方に、水銀を使わない方法に製造法を転換するまで十三年間、水銀を大量に使用して排水汚泥を瀬戸内海に排出してきたと。
それで、最後に大臣にお聞きして、時間が来ましたから終わりますが、日本製紙岩国工場と同じように、自社の敷地内に電解設備や水銀を含む汚泥などを埋め立てた可能性は非常に高いと。排水汚泥についても、さきに挙げた各社の化学工場が、小倉、尼崎、名古屋、大阪、岡山の琴浦、それから高砂市など、全国の海岸沿いに立地していたが、海域への排出が行われていた。
このために、海外からの安価なEDC、これは塩ビの中間原料でございますか、これの輸入によりまして、われわれとしましてはコストの低減を図っておりますが、食塩電解設備によって生産されますソーダと塩素のバランス上から、受入量にはおのずと限界がございます。したがって、大幅なコストアップに悩んでいる状態でございます。
今後につきましては、水銀問題の対策上、電解設備の隔膜法への転換を控えておりまして、ここ当面、大幅な設備増がちょっとはかれない状態にございますので、できるだけ円滑な生産ができるよう、いろんな原料の優先的な手だてを講じていきたいと思いますけれども、大幅な増産が期待できませんので、やはり需要のほうの適正な配分を指導していく、今年度は特にそういう点に重点を置いていきたいと思っております。
徳山曹達徳山工場は、本年六月十六日より水銀を含む電解設備をクローズドシステム化しております。水銀法から隔膜法への転換完了は五十一年三月になるとのことでありましたが、できるだけ早い時期に転換が完了することが望まれます。水銀を含む塩水マッドにつきましては、二次公害の起こらないよう万全の対策が必要です。 徳山湾の水銀問題の抜本的解決策は水銀ヘドロを除去することであります。
○飯塚政府委員 塩化ビニールの生産増のために塩素の生産の円滑化をはからなければいかぬことは御指摘のとおりでございますが、塩素につきましては、従来日本の生産の九五%が水銀法によります電解設備を使ってやっておるわけでございます。
従いまして、具体的に申しますと、たとえば長岡で天然ガスが出たということで、天然ガスのアンモニア工場を今建設中でございますけれども、そのためには富山にある古い電解設備のアンモニア製法施設はスクラップ化していくというふうに全体としては量がふえないけれども、しかし当該工場にとっては、新鋭設備にそれが振りかわって合理化が推進されていくということを大原則にいたしておるわけでございます。
生産設備の九割はガス法で、約一割の電解設備を有していますが、製造所全体としては年々生産量を増していますが、電解法の生産量は過去三年間漸減を続け、昨年度の稼働率は約一割四分程度に過ぎず、電力事情の窮屈なことを物語つております。
十二万五千トンの電解設備というものは補修によつて十二万五千トンになるわけですから、森さんがおられたときにはすでに五〇%までの能力をもつておつたということを申し上げたのです。